ざわざわ森

舞台の感想とか。

劇団四季『ロボット・イン・ザ・ガーデン』

遅筆なあまり未だ2020年10月の話をしています。

 

四季が上演の発表をしてから楽しみにしていたロボ庭。発売日にチケットを買って当日を待つのも何気に久しぶり。最近は前日にチケット取って次の日観に行くことが多かったから、チケットを買ってから当日を迎えるまでを含めて観劇が楽しかったんだなってことを思い出しました。

 

ややネタバレあり。

 

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かわいいロボットが出てくる話はもれなく良いのは決定事項なのであらすじもほとんど読まずに行ったけど、観に行って良かった!!きっと、観終わったらタングかわいいって思いながら帰るんだろうなって予想はしてたけど、めちゃくちゃかわいい。ベンもかわいい。

カイルが出てきたときなんか(えっ犬...?嘘やん聞いてないわ)てなって思いがけないところで泣かされました。タングとカイルの組み合わせ愛おしさが大渋滞。

 

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劇場入ると既にタングが舞台上に座っていて、もうかわいい。なんと、動き出したらもっとかわいい。更に、話し始めたらもっともっとかわいい。

機械的で無感情な話し方だったタングがだんだん人間の子供みたいになっていくところも愛おしかった。

ベンの荷物、行く先々でちゃっかりその土地のお土産を買ってたけど、秋葉原では何か買ってたのかな。

 

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劇団四季の舞台について明るくはないけど、開始早々からなんとなく劇団四季っぽくない作品だなぁと感じて、振り返ってもやっぱり新鮮だったなと思う。その辺りにいそうな現代的な服装の登場人物の中にピチピチスパッツのステレオタイプなアンドロイドが存在しているチープさだったり、使われる言葉の選び方や楽曲含めて四季で観ることが逆に新鮮な気がした。

ラブホテル的な場所で乱痴気ダンスしたり人間に乱暴に扱われてたアンドロイドがいたり、ベンとタングに向かって「そいつとするのか?(うろ)」みたいなこと言ってきたり、ついでにファミリーミュージカルみたいな顔してガッツリ人が死ぬ。タングがボリンジャーに悪意を向けざるを得なくなるところ泣いてまう。ベイマックスでも暴走するシーンで泣きます。

 

個人的にはやや冗長気味な楽曲や所々間延びを感じるシーンもあってまだまだブラッシュアップ出来る余地のあるミュージカルだと思ってはいるけど、メイン曲のロボットインザガーデンが素晴らしいので最後にこの曲が流れるだけでこれまでの全てに満足してしまうところはあった。

要所要所に他のミュージカル作品を連想させる振り付けがあったり、レインボーブリッジが封鎖したり、フフフと思えるシーンも多くて、国産ミュージカルならではのオリジナリティがあるのま楽しかった。

2幕冒頭のTOKYO ELECTRIC TOWNは四季キャストのキレキレのオタ芸(?)を観ることができるので最高。

あと休憩の入り方が楽しかったーーー!ああいうの好きです!

 

 

 

きみと、人生再起動』っていうキャッチコピー、なんて素晴らしいんだ....。

 

 

帰りに社長いた。

 

 

 

11/23 配信

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四季劇場「家」

生形渡邊ペアのタングを目当て観たんだけど、こっちはこっちで可愛すぎる!配信だとタングの造りを細かく観られるのもいい。

無邪気でちょっとわがままでベンのことが大好きなタングに心を奪われずにいられる人がいるのだろうか、いや、いない。

これからも沢山の人に愛されて長く上演され続けるミュージカルでありますように。