ざわざわ森

舞台の感想とか。

ミュージカル『生きる』

2020年、観に行って本当に良かったミュージカルオブザイヤーは絶対にコレ!!コレだーーーーー!!!!!

 

正直黒澤明監督は名前しか知らないし、ストーリーも重そうだし、ミュージカルの評判は良いけどきっとそんなに好みじゃないだろうな、なんて期待値を引くくして観に行ったのだけど、まじホントすみませんでした。ベソベソに泣きながら家に帰り粛々とチケットを追加したくらい観に行って良かった。あらすじを読んだだけでは想像出来ないくらい楽しくて心が震えるミュージカルでした。

最後のブランコのシーンなんて、あんなに美しい光景を舞台で見たことあるかな!?って思うくらい綺麗だった。衣装やセットが豪華で綺麗だな〜とか照明の色使いが綺麗だな〜とか思ったことはたくさんあっても、紙吹雪の中公園のブランコに座る主人公というシンプルな光景だけで胸がいっぱいになるんだから、作品の力が強すぎる。カーテンコールで鹿賀さんと市村さんが出てきただけで私は泣いた。

大千秋楽の配信も観たけど、このシーンは生で観るから良いんでしょって思って気を抜いてたら余裕で大号泣した。

 

 

光男、話聞け。

 

 

1幕も2幕もお気に入りシーンのオンパレードなんだけど、助役と3匹のおっさんたちの歌がジブリ感あってかわいくて好き。
あと市村さん回の個人的にはMay'nちゃんのとよと、ふうかちゃんの一枝の組み合わせが好きだったな。ふうかちゃんのとよも良いけど、鹿賀さんと並ぶと1幕のパパ活感半端なかった。何故...。

私もとよみたいなテンションでやりたいことやって生きていきたい。

 

 

光男、話聞け。

 

 

東京千秋楽、お客さんが拍手する場面が多くなって、舞台も素晴らしくて、涙越えて嗚咽を堪えるのに必死で震えてたけど、カテコで鹿賀さんがこの10月の日生公演は一生忘れないと思うって旨の挨拶をされて、多分あの場にいた人たち全員が涙した。
座長2人が70歳を超えたカンパニーで、この状況下の中無事千秋楽を迎えられたことも含めてたくさんの希望をもらえた素晴らしいミュージカルでした。

ところで、幻?幕間で音出ししてるオケピからラブネバのコニーアイランドの曲が聞こえた日があったんだけど、あれは主演の2人と日生劇場という場所が起こした幻聴ですか?

 

あとこれだけ言わせて 小説家〜!!かっ、カ〜〜〜ア〜〜ーーーーー!!!!!!!!(大の字)

 

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大千秋楽配信で小西小説家がお金忘れて無い!ってなってるの笑った。普通に好きすぎる。夢女爆誕

 

 

 

配信だと最後の光男の顔が見れたことが圧倒的収穫。幸せになれよ、人の話聞いて。